出版協では、「不況だ、経営が厳しい」と言われ続けている書店さんのなかでも、地域に密着し大変ユニークな活動をなさっている三つの書店さんの声を直に聞く機会をつくることにしました。どうユニークなのか、「書店そして出版にどんな未来があるか」を考えること、それをシンポジウムと会場との意見交換を通して見つけられればと思います。
出版協・企画委員会
[テーマ]
「地域の書店に聞く―不忍ブックストリートのブランディングと流通・経営課題」
[不忍ブックストリートとは]
谷根千(谷中・根津・千駄木)を通る不忍通り界隈の新刊書店、古書店を中心とした地域の有志が集まり、地域のブランディングを行っている。
主な活動として、1.書店、図書館、喫茶店やカフェ、雑貨店やギャラリーなど「本と散歩」に関わるスポットを入れたイラストマップ「不忍ブックストリートMAP」の配布、2.「本屋を体験してみたい」一般の人々が古書を販売する「一箱古本市」、3.書店や出版社がお寺の境内に集い書籍販売を行う「しのばずくんの本の縁日」などがある。この地で始まった「一箱古本市」は現在では全国各所で開催されるようになった。
不忍ブックストリートHP:https://sbs.yanesen.org/
[主な議題]
・各店の特徴(扱うジャンル、客層)
・流通の違い
・地域ブランディング(不忍ブックストリート、一箱古本市、不忍くんの本の縁日)
・目的と効果
・利益は出ているか、何で利益が出ているか(外商、古書、ギャラリー販売など)
・版元に望むこと
・業界の10年後について
[登壇者]
(左)笈入建志氏(千駄木往来堂書店)
2000年より千駄木往来堂書店店長。2018年、書店オーナーとなる。新刊書店、文芸・人文・芸術・コミック、流通は大阪屋栗田・トランスビューほか。
(中)小国貴司氏(BOOKS青いカバ)
元リブロ外文書担当、2017年より書店開業。新刊+古書、文芸・人文・芸術・コミック、流通は八木書店ほか。
(右)小張隆氏(ひるねこBOOKS)
元・童心社営業。2016年より書店開業。新刊+古書+ギャラリー、絵本・北欧・芸術、流通は子供の文化普及協会ほか。
[司会進行]
三芳寛要氏(パイ インターナショナル代表取締役、出版協理事)
[開催]5月20日(月)
[時間]18:00〜20:00(開場17:30)
[参加費]2000円(出版協会員/賛助会員=1000円)
[定員]50名(予定)
[会場]小石川運動場会議室
[住所]東京都文京区後楽1-8-23
[参加の申し込み]
※(2019/5/20 15:50更新)
メール・電話での事前申し込み受付を終了いたしました。
たくさんのお申込みをいただきありがとうございました。
日本出版者協議会事務局/水野
[TEL]03-6279-7103
Comments